Art Therapy

芸術療法は、アートを精神療法に応用します

なにかを創り出すときのエネルギーを「療法」として用いるのが「芸術療法」です。 会話だけがコミュニケーションの手段ではありません。 カウンセリングだけがカウンセリングの手段ではありません。  私たちアートセラピストは、表出した表現そのものを媒介に、 言語を主体に扱わず精神療法を行うプロフェッショナルです。  ”創造する力” 私は人間の最も原始的なこの力は、障害や傷病に左右されつつも、「治癒」というものに最も力を発揮すると考えています。

文化=遊び(芸術・スポーツ)は、人類にとって最大のストレスマネジメント。 ニーチェが『悲劇の誕生』で情動を哲学してから2世紀。
ホイジンガが「人は遊ぶ生き物だ」と言ってから、もう3/4世紀。

これだけ偉い人たちが、文化の威力を語ってきたというのに 医科学の世界では、ようやく生理学的にエビデンスが構築されはじめました。 文化の発生は、大きな脳を持った、我々人類の必然的な生理的進化であったのだと考えると “おもいっきり楽しむこと=遊ぶこと”の重要性は必然ではないでしょうか。 最大のストレスマネジメントである「文化=遊び」を、様々な現場で 提供できることを願っています。

〈Photo〉2013年東北復興支援で訪れたいわき市。 畳の上でおばあちゃまたちと寝っ転がって、ゴロゴロしていたら、 自然に伸びた手がとてもきれいだったので、パシャリ。

 


身体表現療法(ダンス・ムーブメントセラピー/DMT)

身体表現療法(ダンス/ムーブメントセラピー)は身体を媒介にした精神療法です。 ここでは、「人に見せなければならない」「上手に踊らなければならない」という概念はありません。自分の動きが、とてもクリエイティブにあふれていると気がつけば、たくさんの対話が無限に広がります。 上手く言葉にできずにいた事、 言葉にしたくないけれど吐き出したい事。 そうした表出とセラピストは、クライアントの身体を通して傾聴し、対峙していきます。


〈Photo〉認知症病棟DMT

絵画・表現アートセラピー(絵画療法・身体表現療法)

芸術表現にルールはありません。恐ろしく自由な場所です。絵を描くこと、土をこね、形作り、切って、貼って、様々な表現が生まれます。出来上がった作品の上で踊る事だって、歌う事だってできます。 その時、その時に自分が表現したい方法は変わるはず。 そんな新しい自分と対面することができるかもしれません。


〈Photo〉ディケア「夏の光」のスケッチ 作者 R氏